年間休日が少ないメリット・デメリット

年間休日の最低ラインは、法で105日と定められています。年間休日が120日以上ある企業も多く、105日と聞くと少ない気がしてしまう人も多いでしょう。
しかし、105日だからと言ってデメリットばかりではありません。105日の年間休日のメリット・デメリットとは何でしょうか。

まず、メリットは、長期休暇などがないので仕事のスケジュールが立てやすく、仕事が間に合わずに残業になることが少ないことです。また、大きなメリットとしては、休日が少ないと労働時間が多くなり、その分、給料も高いことです。他にも、労働時間が多いということは、おのずと経験値も増すでしょう。そのため、スキルアップや知識・技術の習得も早くなります。
さらには、勤務日数が多い分、1日の就業時間が少ない企業もたくさんあります。就業時間が少ないと、余った時間でプライベートを充実させることもできます。

一方デメリットは、長期休暇がないので、リフレッシュのための旅行などになかなか行けないことです。また、同僚みんなが同じ条件で働いているので、休暇を取りづらいのもデメリットと言えます。ワークライフバランスが取りづらいことで、プライベートの充実も図りにくいでしょう。休みが少ないことで疲労やストレスも溜まりやすく、肉体的にも精神的にも負担が大きいです。
これらのように、年間休日が少ないとデメリットもありますが、メリットも多いのは事実です。求人を見るときには、年間休日数も重要ですが、平均残業時間なども併せてチェックするとよいでしょう。数字だけでは不明な部分もあるため、転職前に年間休日数についてなど求人票の重要なポイントを正しく理解しておくことが大切といえます。